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皮疹を診る
はじめに
プライマリケアにおける皮膚科診療では大まかな皮膚の観察に留まり、もう一歩近寄って皮膚の病変を細かく観察する習慣に乏しいように思われます。臨床家が皮膚科以外の臓器を評価する場合、X線検査、超音波検査、血液検査などを通して間接的ながら詳細に観察しますが、皮膚の病変ではまさに目の前にある貴重な情報を見落としている感があります。したがってこれを丁寧にみることで、皮膚病の診断は格段に向上すると言えます。
日本獣医皮膚科学会は2002年に会誌をリニューアルし、ながたがそれ以降学会長を退任した2021年まで19年にわたり「皮疹を診る」を執筆してきました。学会の寛大なご厚意により、本サイトにおける改定原稿の掲載許可をいただいております。本記事が本邦における皮膚科プライマリケアに貢献できれば望外の喜びです。
ASC代表 永田雅彦


INDEX
症例66:鼻の角化(ベンガル,1歳齢,去勢♂)▼Click NEW!!
症例65:肛門のしこり(ジャーマンシェパード,10歳齢,♀)▼Click
症例64:肉球の角化(チワワ雑種,13歳齢,去勢♂)▼Click
症例63:爪囲腫脹(コーギー,12歳齢,去勢♂)▼Click
症例62:耳漏(パグ,11歳齢,去勢♂)▼Click
症例61:顔のむくみ(カニンヘンダックスフンド,4ヵ月齢,♂)▼Click
症例60:肩の丘疹(ボルゾイ,11歳齢,避妊♀)▼Click
症例59:肛門の潰瘍(秋田犬,7歳齢,♂)▼Click
症例58:肢端のかゆみ(ノーフォークテリア,1歳齢,♂)▼Click
症例57:耳の結節(チンチラ,10ヵ月齢,♂)▼Click
症例56:鼻の潰瘍(シェットランドシープドッグ,6歳齢,♂)▼Click
症例55:頸部の脱毛(柴犬,1歳齢,避妊♀)▼Click
症例54:肩甲の脱毛斑(フレンチブルブルドッグ,7ヵ月齢,♀)▼Click
症例53:多発する隆起性皮疹(パグ,10歳齢,避妊♀)▼Click
症例52:耳介の隆起性皮疹(ヨークシャーテリア,2歳齢,♂)▼Click
症例51:略全身の膿疱(ミニチュア・ダックスフンド,7歳齢,避妊♀)▼Click
症例50:広汎な角化性皮疹(ビアデットコリー,13歳齢,♂)▼Click
症例49:猫の落屑(DSH,14歳齢,去勢♂)▼Click
症例48:猫の落屑(ノルウェジアン フォレストキャット,1歳齢,去勢♂)▼Click
症例47:犬の赤い病変(ジャックラッセルテリア,12歳齢,♂)▼Click
症例46:猫の肉球腫脹(雑種猫,1歳齢,避妊♀)▼Click
症例45:犬の脱毛斑(ミニチュア・ブルテリア,5歳齢,♀)▼Click
症例44:猫の爪囲皮疹(雑種猫,3歳齢,避妊♀)▼Click
症例43:腰のかゆみ(ミニチュアダックスフンド,11歳齢,♂)▼Click
症例42:口囲のかゆみ(ジャーマンシェパード,5歳齢,去勢♂)▼Click
症例41:頬の傷(キャバリア,9歳齢,去勢♂)▼Click
症例40:躯幹の角化性皮疹(ミニチュアシュナウツアー,12歳齢,♂)▼Click
症例39:躯幹の角化性皮疹(ボーダーコリー,12歳齢,去勢♂)▼Click
症例38:躯幹の角化性皮疹(トイプードル,13歳齢,去勢♂)▼Click
症例37:鼻の角化性皮疹(キャバリアキングチャールズスパニエル,9歳齢, 避妊♀)▼Click
症例36:腰部の湿潤性紅斑(ビション・フリーゼ, 5歳齢, ♂)▼Click
症例35:腹部の脱毛(短毛猫, 7歳齢, 避妊♀)▼Click
症例34:脇腹のしこり(ゴールデン・レトリバー,10歳齢, ♂)▼Click
症例33:角を思わせる隆起(ビアデッド・コリー, 6歳齢, ♂)▼Click
症例32:水疱を思わせる隆起(チャイニーズ・シャーペイ, 8カ月齢, ♂)
症例31:肉球の皮疹(ラフ・コリー,9歳齢, 避妊♀)▼Click
症例30:しこり(ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ,8歳齢,避妊♀)
症例29:慢性のかゆみ(ラブラドール・レトリバー,6歳齢,避妊♀)▼Click
症例28:顔のかゆみ(フレンチ・ブルドッグ,2歳齢,♂)▼Click
症例27:頭の脱毛(ミニチュア・ピンシャー,9ヵ月齢,避妊♀)▼Click
症例26:耳介の腫脹(ゴールデン・レトリバー,8歳齢,避妊♀)▼Click
症例25:躯幹の脱毛(チワワ・ブルー,5カ月齢,♀)▼Click
症例24:鼻の結節(雑種犬,8歳齢,避妊♀)▼Click
症例23:耳介の潰瘍(猫,15歳齢,避妊♀)▼Click
症例22:耳介の壊疽(雑種犬,1歳齢,♂)▼Click
症例21:頸部の色素斑(シーズー,6歳齢,♀)▼Click
症例20:鼻の色素性脱毛(雑種犬,10歳齢,♀)▼Click
症例19:腹部の掻破痕(シーズー,6歳齢,♀)▼Click
症例18:腹部の潰瘍(シェルティー,13歳齢,♀)▼Click
症例17:躯幹の膿疱(ミニチュアダックス,9歳齢,避妊♀)▼Click
症例16:肢の色素斑(パグ,3歳齢,♂)▼Click
症例15:腰の結節(ケアンテリア,3歳齢,去勢♂)▼Click
症例14:腹部の脱毛(短毛猫,6歳齢,去勢♂)▼Click
症例13:躯幹の局面(シーズー,8歳齢,♀)▼Click
症例12:耳介の紅斑(シーズー,2歳齢,♀)▼Click
症例11:尾の脱毛(ミニチュア・ダックスフンド,1歳齢,避妊♀)▼Click
症例10:耳介の丘疹(シーズー,6歳齢,♂)▼Click
症例9:耳介の丘疹(ミニチュア・シュナウザー,4カ月齢, ♀)▼Click
症例8:躯幹の脱毛(スタンダード・プードル,3歳齢, ♀)▼Click
症例7:鼻の脱毛斑(スコティシュ・ホールド,7カ月齢, ♀)▼Click
症例6:肢の局面(ミニチュア・ピンシャー,9歳齢,♂)▼Click
症例5:鼻の紅斑(ウエルッシュ・コーギー,2歳齢,避妊♀)▼Click
症例4:耳介の丘疹(雑種猫,年齢不詳,避妊♀)▼Click
症例3:腹部の紅斑(雑種犬,10歳齢,避妊♀)▼Click
症例2:腹部の丘疹(アイリッシュ・セッター,1歳齢,♀)▼Click
症例1:腹部の色素斑(シーズー, 9歳齢, ♂)▼Click